外からのしつこいアタックを辛抱強く続けていた木村が、左から速いクロスを供給すると村越が確実にミートしてネットに突き刺した。

 しかし1点返すのがあまりにも遅く、昨夏に続いて2回戦で姿を消した。

 東京学芸大附の3年生は、4~5月のインターハイ予選を最後に引退する選手が大半だ。先発の陣容は2年生と1年生が5人ずつ、控えは2年生が4人で1年生が6人、3年生が2人だった。

 中尾は3度目の選手権まで引退しなかった理由について、「一番はサッカーが好きだし楽しいからです。インターハイ予選でやりきれなかったこともあります」と説明。インターハイは4月の南部支部2回戦で、都立桜町に2-4で敗れている。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選