「後ろのバック陣を信頼して踏みとどまった。もう来るって待ってました」と同点ゴールを決めた近藤。「やってやったぞという気持ちで、こっから流れを変えて逆転するぞという思いがいっぱいでした」

 だが、74分のポスト際のFKも決まらず試合は延長戦へ。「80分で決着をつけたかったが、ズルズル行くのは嫌だった」と山崎敬人監督。しかし延長戦での采配が的中する。

 延長開始わずか40秒、途中出場のMF19伊藤駿太郎が豪快に決めて勝ち越し点。「点を取ってこい、ゴリゴリやってこいというメッセージで入った。もう決めるだけでした」。この勝ち越し点で流れは完全に法政大高へ。90分にはMF7小山瞬が追加点、100+3分には天田が5点目を流し込んで勝負を決めた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選