
関東一 vs 本郷
関東一は前半8分、ボランチ佐々木蓮(3年)のパスを預かったFW加藤慧(3年)が、左足を鋭く振り抜いて絶好の時間に先制点を蹴り込んだ。23分には佐々木の左クロスから打った濱野の決定打はわずかにバーの上を通過。加藤が1対1になりかけた25分の場面は、出足よく飛び出した相手GK飯島悠(3年)に捕球され、39分の加藤の中距離弾も枠を捕らえられず、押し気味に進めながらも前半は1点にとどまった。
昨年は1次予選ブロック決勝で敗れた本郷だが、今大会は1次予選3試合を17得点・3失点で突破。4-4-2システムを採用し、スピード豊かな右2列目の川口紘樹(3年)の縦突破は、攻めの重要なアクセントになった。左SB三宅正透(3年)の旺盛な攻撃参加からチャンスをつくり、右SB石田陽樹(3年)が投じるロングスローも相手にはやっかいなボールだった。
本郷はいい形で敵陣に何度も進入したが、最終パスの精度やFWのパスに合わせるタイミングがいくらかずれてしまい、80分を通じて決定的なシーンはあまりなかった。その中で前半17分、ボランチ福井壮志郎(3年)の鋭い左クロスからFW廣田隼佑(2年)が決定的なシュートを放ったが、DFのブロックに遭って絶好機を逸してしまう。32分、石田の右ロングスローからFW堀河直仁(3年)がヘッドでつなぎ、CB山本憲世(1年)がこのボールを狙ったが、シュートを打てなかった。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選

