就任17年目の川島純一監督は、「相手の試合をいくつか見たが、ヘディングや球際が強く、走力があるので難しい試合になることは覚悟していました」と接戦の試合を振り返り、「先制されても落ち着いてプレーできたのが勝因ではないでしょうか」と述べた。

 國學院久我山との準決勝に向けて川島監督は、「このラウンドに進んでくるチームはどこも力があるので、自分たちのやるべきことをしっかり実行できるか。ここが勝敗の行方を左右するポイントと考えています。2週間あるので、しっかり準備したい」と西が丘での決戦を遠望していた。

 大宮アルディージャU15から加入した櫻田は、先制されても焦りは少しもなかったという。「監督からも自分たちのスタイルを変えずにやれば大丈夫と言われていたので、チーム全体もこれからが勝負という雰囲気でした」と追い掛ける心境を説明した。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選