神戸弘陵は4-4-2の陣形で守備ブロックを形成し、前からのチェイシングでボール保持者へ圧力をかけていく。前線のFWは前へプレスに出ていき、さらに後方へ戻って中盤の守備をサポートする献身性も発揮していた。31分にFW白石蒼悟を下げた選手交代についても谷純一監督は「前線からしっかり守備をして、ボールの奪いどころをはっきりさせること。相手の最終ラインにプレッシャーがないといろんなアイディアを発揮されるので、白石には『最初の30分間。前線から二度追い、三度追いで(相手のプレーを)限定させてくれ』という役割を任せていた」とプラン通りの交代だったことを説明している。相手のビルドアップに制限をかけ、縦へのフィードに対しても主将の今井凛太朗と西田啓人のCBコンビを中心とする最終ラインが跳ね返していた。
第104回全国高校サッカー選手権

