一方、初戦敗退となった前橋育英。山田耕介監督は「力があったチームなので、本当に残念でしょうがない。上へ行ける力はあったが、それを我々(指導陣)がコントロールできなかった。神戸弘陵も一人ひとりの選手がしっかりしていた。どちらが粘り強くやれるか、というところで、向こうが粘り強く、こちらには無かった感じがしています」と振り返った。選手たちに向けては「今はすごく悔しいだろうけれど、時間がたてば忘れてしまう。それを忘れずにやっていってほしい。負けは、次のステージへ向かう上で大切なもの。忘れずにやることが、彼らの今後の成長や進化に必ずつながります」と最後のエールを送っている。
(文・写真=雨堤俊祐)
第104回全国高校サッカー選手権

