
神戸弘陵FW池壱樹が2ゴール
一方の前橋育英はJ1名古屋内定のDF久保遥夢と、J2山形内定で複数ポジションをこなせる竹ノ谷優駕がCBでコンビを組み、J2今治内定のMF柴野快仁がボランチに入った。前回大会を経験している選手も多いが、前半はシュート2本に終わる。先制点を決められて「相手は余裕ができて、こちらには少し焦りが生じた」(白井)ことに加えて「相手も手強く、緊張もあって、最初から自分たちのサッカーができなかった」(久保)という初戦特有の難しさもあったようだ。32分には右サイドでボールを持った白井誠也が縦に仕掛けて相手を振り切ってシュートを放つが、サイドネットの外を揺らした。
このまま前半は0-1で終わるかと思われた40分、神戸弘陵は右サイドから松浦旺生がサイドチェンジのボールを送ると、池が1対1からカットインで中央へ切れ込んでミドルシュート。これがブロックに入った久保に当たって少しコースが変わり、ニアサイドを打ち破った。神戸弘陵が大きな追加点をあげて、前半を折り返している。
第104回全国高校サッカー選手権

