また、相手のビルドアップに対しても「予想では竹ノ谷と柴野のどちらか一人が(ボランチから)最終ラインへ下りると思っていましたが、(竹ノ谷のCB起用など)少しメンバーが変わっていました。試合中も平林のポジション取りで中盤の枚数が増えてボールを持たれる場面があったんですが、むやみに飛び込まないようにしました。練習から『本番では何があるかわからないぞ!』という話はしていましたし、今日は柔軟に対応できたのかなと思います」(今井)と手応えを口にしている。後半は自陣で守る時間が長く続いたが「なるべくラインを下げないように、誰か一人は必ずボールへ寄せることを声をかけあって80分間を守れました」(今井)と最後まで堅守を貫いていた。
谷監督は「前回王者を倒して今回の勝利は注目されるかもしれませんが、まだ2回戦を突破しただけ。勝ったことは素晴らしいが、参加するために来たのではなく優勝を目指しています。勢いが付くゲームにはなったので、今日よりも自信を付けて次のゲームへ向かいたいです」と3回戦へ目を向けていた。
第104回全国高校サッカー選手権

