
福知山成美 vs 近江B(写真=雨堤俊祐)
最初のチャンスは福知山成美。10分、中央でパスを受けてドリブルでエリア内へ侵入した米田がシュートを放つが右ポストに当たり、跳ね返りを右SB永尾心(2年)が押し込もうとするが、寸前で相手DFにクリアされて先制点とはならない。近江も20分、こちらもパスとドリブルによる中央突破から、前線の選手がヒールパスで落としたボールをFW松元翔真(2年)が受けて相手DFラインを抜け出してエリア内でシュートを放とうとするが、前へ飛び出したGK板倉徹昌(3年)に阻まれる。さらに22分、左WB添野嵩(3年)が中央からミドルシュートを放つが、クロスバーの上を通過していく。
その後はやや膠着状態となるが、近江Bはエリア外からのミドルシュートやサイドからの崩しを仕掛けていき、ゴール前まで迫る場面を作る。福知山成美は自陣深くまで押し込まれる場面が続くが、最後の局面では人数をかけて集中した守備を見せて、得点を許さない。ハイボールに対しても、テスリムが空中戦の強さを発揮して跳ね返す。一方でボールを奪う位置が低くなり、攻撃のスタート地点から前線の選手へ効果的なボールを送り込むことには苦労した。それでも最前線のFW田中天真がスペースへ走り込んでボールを呼び込み起点を作ろうとし、ダヨが高い位置でパスを受けた際も起点となるなど存在感を発揮している。前半45分間ではゴールが生まれず、スコアレスで折り返した。
▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2025プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)
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