就任2年目の小原昇監督は「今年は力のある選手も増えてきて、4バックのままで戦いました。状況的に最終ラインの人数が増える局面もあったけれど、相手の勢いや特徴をどう消していくのか。そしてうちの良さをどう出していくのか」と狙いを説明する。我慢の時間帯の方が圧倒的に長かったが、最終ラインから中盤でパスをつなぐ場面もあった。決定機まで持ち込めなくても、試合の流れを落ち着かせたり、攻撃の時間を確保することが守備の負担軽減につながっている。そこが守備一辺倒だった去年とは違い、チームの成長を感じさせている。

 守備でもセットプレーから1失点は許したが、流れの中では80分間を耐え切った。前線に人数をかけてくる相手に対して、ただ自陣で人数をかけて守るだけでなく、チャレンジ&カバーを徹底。DFラインを統率したDF中嶋将太郎は「常にアラートに保つこと。あとはどんな状況でもポジティブにとらえるようにしました。セットプレーも含めてゴール前の場面は多かったけれど『跳ね返したらいい』、『そこからカウンターにつなげよう』と考えていましたし、声かけは欠かさないようにしました」と前向きな姿勢を崩さなかった。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選