一方、敗れた京都橘にとっては、まさかの初戦敗退となった。高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2026 関西1部では開幕から無傷の7戦全勝で首位を走るなど勢いがあったが、PK戦の末に力尽きた。米澤監督は「失点シーンとPK戦は本当に良くなかったが、それ以外ではうちのやりたいサッカーができていた。ただ、得点を取りきれなかった」と敗因を語っている。前半から多くのチャンスを作りながら、ポストやバーに阻まれる場面があったとはいえ、1点しか取れなかったことは今後への課題で、唯一のゴールを決めた田中も「先制してから自分たちのリズムになったけれど、人数をかけて守る相手を破れなかった」と話している。
またリーグ戦から一発勝負のトーナメント戦に移って1試合だったことも、影響があったかもしれない。主将のFW永井瞭太郎は「みんな、おごりは無かったと思うけれど、相手の思いや熱量の高さのところまで自分たちを持っていけていたのか。1年生から試合に出ている僕たちがチームに伝え切れなかったから、こういう結果になってしまった」と涙を流し、田中も「去年の総体予選を経験している選手が少なく、リーグ戦とは違う戦いなのに、同じように試合へ入ってしまった」と悔しさをにじませた。米澤監督も「リーグ戦で上手くいっている分、出てしまった緩みを払拭できなかった。常に勝つことの難しさを痛感した」と話している。
この敗戦をどう受け止めて、今後へつなげるのか。「ここから強くなるために、この悔しさを出し切りたい」(永井)、「この結果は変えられないし、トーナメント戦の厳しさを改めてみんな感じたと思う。それを忘れずに取り組み続けて、みんなで強くなる」とリーグ戦や選手権での挽回を誓っている。
(文・写真=雨堤俊祐)
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選

