米子北FW鈴木颯人

 本命不在のBブロックで頭一つ抜けているのは前橋育英(群馬)だ。インターハイは予選準決勝で敗れ、7年ぶりに全国大会出場を逃したが、今年のチームはMF石井陽(3年)、FWオノノジュ慶吏(3年)などタレントが豊富。プレミアの後期は上位勢とも好ゲームを展開しており、大会の主役となっても不思議ではない。ただ、初戦で対戦するのはインターハイ4強の米子北(鳥取)。MF柴野惺(3年)、FW鈴木颯人(3年)は中学時代、前橋育英の下部組織「前橋FC」でプレーしていたため、旧友たちとの対戦に燃えている。持ち味の堅守速攻がハマりやすそうな相手でもあるため、最後まで目が離せない展開になりそうだ。

▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会