読売テレビ小澤昭博アナウンサー(写真=読売テレビ提供)

【第2回】 第101回を迎える全国高校サッカー選手権大会。「あすリートチャンネル」と「高校サッカードットコム」は昨年に続きタッグを組んで大阪予選を盛り上げる。そこで、テレビ中継には欠かせない試合の実況を担当するアナウンサーにインタビューを敢行。今回は読売テレビのサッカー実況において基礎を築いたとも言える人物。全国高校サッカー選手権大会や大阪予選で数々の試合の実況を担当してきた、読売テレビ小澤昭博アナウンサーにインタビューさせて頂いた。

ーー当時の大阪の高校サッカーへの印象はいかがでしたか?

  大阪には凄く熱い監督さんが沢山いらっしゃいました。大阪はチーム数が多く、ここを勝ち抜くことが大変なんですよね。当時、北陽(現・関大北陽)は野々村監督で、取材に行った際には凄く優しくしてくれたのですが、でもオーラは間違いなく怖い。練習を見に行っても凄く統制が取れていて、グラウンドにも石ひとつ落ちていない程選手たちがグラウンドを整備していて「ここまで徹底してやるのか」と思うぐらいで。選手たちの勝利に対しての意欲も凄いですし、それが野々村監督の表裏のギャップなんだと思うんです。大商大の上田先生もそうですし。当時は「こういう指導者が日本の頂点に選手たちを連れて行くんだ」と駆け出しの自分でもわかりました。選手にアメとムチをうまく使える監督さんですよね。そういう監督さんが大阪には多かったです。

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