その試合は関大一高が青森山田に0-2で負けていていたのですが、後半に1点を返してさらにロスタイムに2-2の同点ゴールが決まった時に”うわぁー”と頭の中が真っ白になって。ベンチは熱狂、スタンドからは大歓声で”これは逆転するんじゃないか!?”というムードになったんですよ。最終的にはPK戦で青森山田が勝ったのですが「国立の高校サッカーはこんなドラマが起こるのか!?」という体験をしました。

 あの瞬間はプロや日本代表でも味わえないと思うんです。それまで高校生がひた向きに打ち込んできたものが最後に結果として表れて、しかも3年生は負ければ最後という試合。だからこそあんなドラマが起こるんだと感じましたね。

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