物理は理解できると面白く感じるようになったという(写真=多田哲平)

――数学や物理は昔から好きだったのですか?

 中学受験の時から算数は好きでした。物理は中学の頃はどちらかと言うと苦手だったんですけど、勉強して理解できるようになったら面白いなと感じるようになりました。

――物理を理解できるようにどう勉強したのですか?

 定理をそのまま覚えるだけじゃなくて、なぜその式が成立するのかをちゃんと理解するようにしています。本質を覚えてしまえば忘れにくいし、応用が利くので。

――授業中に意識していることは?

 その場で内容を理解するようにしています。ノートにただ板書するだけでなくて、先生が何を説明しているのか、今授業がどういう段階なのかを気に留めながら話を聞いていますし、分からないところがあれば先生や友だちに質問してすぐに解決するにしています。

――ではサッカーをやっているから、勉強に活きていることは?

 サッカーをやっていると集中力と体力がつくので、テスト前に長時間勉強できますね。あとは課題を見つけて、それに取り組むところはサッカーも勉強も共通しているので、そういう力はつくんじゃないかなと。

――サッカーをやっていて良かったと思いますか?

 それはすごく思います。試合の後に模試を受ける時とかは、ちょっときついですけど(笑)。でも、そういう辛さも、のちのちに活きてくるはずです。

――志望校はどこですか?

 秘密です(笑)。医学部ではないですけど、理系の学科に行きたいなと思っています。

――将来の夢は?

 今は固まっていないんですよね。実はそれが悩みだったりします。大学に行ってからやりたいことを見つけたいです。

第2回へ続く

(文・写真=多田哲平)