城西国際大の勢いは止まらない。
後半からFWの浜田幸織に代えて平野皓巴、16分にボランチの田中崚平に代えて川尻龍司、28分に左MFの村下和也に代えて三宮捷と、フレッシュな選手を次々に起用。3人ともにゴールに絡むなど、期待に応えた。
前線の動き出しのよさと、そこを逃さない後方からのフィードがうまくリンクし、また、全体的に相手の足が止まってきたこともあって、やすやすと背後のスペースをとれるようになる。変化に富んだ攻撃に後手を踏むばかりの帝京平成大を尻目に、ゴールを積み重ねていく。
ボランチの澤颯人は「ボールを持ったら横にさばくだけじゃなく、少しでも前を見る意識を高めようとして取り組んでいる。潤也君にも“FWの動き出しをよく見て”とよく要求されているけれど、直接ゴールにつながるパスを出せたことがうれしい」と、自身の課題への手応えを語っていた。
前半の2得点に加え、後半だけでも3得点し(5分、15分、45+2分)、この日5得点の荒稼ぎをしたFW加藤潤也は「決めるべきところはもっとたくさんあったので、満足できない。相手が強くなればなるほどチャンス自体が少なくなる。そういうなかで、どれだけ決めきるか。突き詰めれば、勝負はそこにかかってくるわけで、もっと決定力にこだわってやっていかなければいけない」と、ゴールへの貪欲さを隠さない。
大場コーチは「攻撃している間にもカウンターを警戒して、リスク管理していた。ゼロで抑えられたことも重要」と、球際で容赦せず、一切スキを作らなかった守備陣の働きを大きく評価。攻守のバランスがかみ合い、それが圧勝につながった。
次節は9月25日、国際武道大グラウンドでの東京理科大戦だ(11時30分キックオフ予定)。しっかり白星を飾って、終盤に控える強豪との3試合への弾みにしたいところだ。負けられない試合、いや、勝ちきらなければいけない試合が続く。
(取材・文・写真=小室功)

