中央学院大は前節、江戸川大に負けていたので(2対3)、ここで負けたら優勝の可能性がほぼなくなる。試合前に予想していたとおり、いや、それ以上の意気込みで、この一戦に臨んできたのが手に取るようにわかった。ゴール裏に陣取る中央学院大の野太い声援がアウェイの雰囲気に拍車をかけていた。 スタメンはすっかりおなじみの顔ぶれだ。GKが前川天良、ディフェンスラインが左から徳元悠平、近藤諒大、安里駿汰、川越理来、2ボランチが川尻龍司と河口海斗、左MFが三宮捷、右MFが藤井慎之輔、そして2トップが城臺映伍と平野皓巴。試合前、福井監督は「守備」をポイントのひとつに挙げていたが、立ち上がりから相手にボールを保持され、守備に回される時間が長かったものの、粘り強く対応し、要所を抑えていた。「スライドをしっかりやろう!」
「間を開けないように!」
「前からいけ!」
CBの近藤諒大を中心にした絶えまないコーチングが守備バランスの安定を生んだ。相手に決定打を与えず、ゲームが推移したのは城西国際大にとって明らかにプラス材料だった。そればかりか、前半終了間際、徳元悠平が直接FKを鮮やかに決め、先手を取る。「(同じ左利きの)村井(慎二)コーチから“押し出すようなイメージで”というけり方を教わっていた。それがうまくいきましたね。決まったときは本当にうれしかったです」と、見事なコントロールショットがゴールネットを揺さぶる。チームメイトが次々に徳元悠平に駆け寄り、歓喜の輪が大きくなった。1-0で前半が終了。してやったりの展開だ。

