後半28分に交代出場した1年生FWの上原牧人

試合は城西国際大のキックオフにより14時から始まった。風はあるものの、日差しがまぶしい。「セカンドボールの奪い合いが勝負の分かれ目のひとつ」と、福井監督は警戒感を強めていた。球際で負けていたら勝利を手繰り寄せることはできない。立ち上がりから、そこかしこで激しいバトルが繰り広げられた。

 そんななか、試合は思わぬ形で動く。

前半17分、国際武道大にPKを決められ、先手を許してしまったのだ。だが、これがかえって“硬さ”をとる大きな要因になったかもしれない。勝たなければ次もあり得ない城西国際大は丁寧にボールを動かし、試合の主導権を握っていく。

「相手にとって嫌なプレーは何か。そのひとつはサイドから攻めることだけど、それを粘り強くやってくれました。サイドでの攻防で優位に立てたのが大きいし、FWの武者のところでボールがよく収まった。起点ができたことで、前への意識や動きが活発になりました」(福井監督)

 負傷もいえ、久しぶりの公式戦出場となった武者史也は「ヘディングだったり、ポストプレーだったり、自分に与えられた役割をしっかりこなすことができたんじゃないかと思う。コンディションも上がってきているし、これからもチームに貢献したい」と手ごたえを口にした。

 両アウトサイドが絡んだ攻撃が同点ゴールにつながったのは前半39分。左の三宮捷のクロスに対して、大外から走り込んだ右の井上達貴がヘッドで合わせた。

「試合前に“クロスを上げるから決めてくれよ”って三宮にいわれていて、そのとおりになりましたね(笑)。リードされたまま後半に入るのではなくて、同点になったので、気持ちに余裕が出ました。いい時間帯に取れて、本当によかったです」(井上達貴)

 試合は振り出しに戻り、ハーフタイムを迎える。

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