堀越 vs 日大豊山(写真=矢島公彦)

 最初の好機は前半9分。相手GKが前方に出ていたのを見逃さなかったMF葛西由晏(3年)が、30メートル近いロングシュートを狙った。前半の2度目のチャンスが“46分”だ。6分あったアディショナルタイムも終わりかけた頃だから、耐える時間が随分と長く続いた。

 FW高岡佑吏(3年)が左SB大根悠資(3年)に出色のスルーパスを配給。左から大根がシュート気味の鋭いクロスを上げると、相手GK佐藤晴翔(3年)は勢い抜群の弾道を弾き飛ばす。そのこぼれ球をいち早く拾ったFW作道海斗(3年)が、ゴール右に蹴り込んで願ってもない時間帯に先制点をもぎ取った。

 堀越の4人の守備ラインは全員が全国高校選手権4強のレギュラーで、このほかアンカー渡辺隼大(3年)と大黒柱のMF仲谷俊(3年)も経験者。選手権ベスト4の主力が6人も先発の陣容に名を連ねた。

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▽令和6年度関東高校サッカー大会東京予選
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