都立葛飾野 vs 都立東久留米総合

 東久留米総合は変則的な並びで臨んだ。主将の碓井晧士郎(3年)と前田拓(2年)の二人で守備ラインを幅広く横断し、最後尾から長いキックを使って外から攻撃。サイドバックではなくウイングバックを置き、中盤はダイヤモンド型に近い陣形で、前線は2トップを形成した。

 立ち上がりから主導権を握り、右の近藤晴登と左の笹井大智(ともに3年)のウイングバックがスピード豊かに攻め上がり、高瀬陸斗、石川亮、高橋研二(以上3年)の攻撃陣が流動的な動きからリズム良くゴールを狙った。

 3-4-2-1システムの葛飾野は、両翼が守備ラインを援護する時間が長くなったことで5バックにして応対。正確なキックのボランチ髙橋渉(3年)が中盤をリードし、小森谷璃音(3年)や小林泰晟(2年)らFW陣を動かした。

▽令和7年関東高校サッカー大会東京予選
令和7年関東高校サッカー大会東京予選