ある程度、うまくいっていた東海大高輪台にとって、そして劣勢に立たされた國學院久我山が息を吹き返したのは前半27分の得点。ここが分かれ目となった。
FW9坂東のゴールが決まった瞬間、6034人の西が丘が揺れた。「どよめきは聞こえました。嬉しかったです」と笑顔のFW9坂東。1点目について「イメージしてしっかりカットインして打とうと思ったら入りました。シュートが課題でしたが、今年はミドルでも点は取れているので、その部分は出せました」と胸を張った。聞けば、FW9坂東、初戦の3回戦の創価戦、ベスト8の関東第一戦とノーゴール。調子が上がらなかったという。しかし「今週は(試合にむけ)強い気持ちで、期待されていることを自覚してやっていたので、良い入りができました」と気合いじゅうぶん。それが実った。その勢いそのままに挙げた前半39分の2得点目。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選

