大宮・安元利充監督

――今シーズンのサッカー部の目標はどこに置いているのですか?

 全国高校選手権予選で夏の1次トーナメントを突破し、秋の決勝トーナメントに進むことをまずは第一に目指しています。最近はずっとこのテーマを掲げているんです。

――監督のチームづくりに対する考え方を教えて下さい。

 一人ひとりがきちんと情報収集し、それを基に正しく判断してプレーするサッカーです。指導陣の「蹴れ」とか「つなげ」「走れ」といった指示に任せて動くのではなく、自分たちが持っている引き出しの中から何がベストのプレーなのかを考え、行動することを求めています。強い相手と戦えば守備に人数を割いて、ブロックを形成した守備的な戦法を選択することもありますし、やれる手応えを感じたら前からプレッシャーを掛け、怖がらずにボールをつないで攻める展開にもなります。勝つことはもちろん大事ですし、そこを目指さないといけないのでしょうが、うちは勝利だけ追求しているわけではなく、サッカーを通じて考える力も養成したいと思っています。

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