先制した後、なかなか追加点を奪えずにじりじりした流れになった実践学園だが、後半15分から投入された清水目が役割を果たす。ジョーカーらしい働きをした2年生は、「自分が得点してゲームを決めてやろうとピッチに入りました。ペナルティーエリアの外側からコースを狙い、打った瞬間に入ると思いました。2次トーナメントも自分のゴールでチームを勝たせたい」と意気込んだ。

 実践学園は伝統的に守備ラインの要人が背番号10を付けるが、先制点を挙げた主将でCBの岸も10番だ。中学からボランチを務めてきたが、昨年6月に主将で10番のCB鈴木嘉人がけがをしてから中央門番に抜てきされた。

 岸は「実践の10番ですからね、責任は重いです」と言うと、「きょうはとにかく相手のカウンターを警戒しながら戦ったが、ゼロで抑えられて良かった」と無失点を喜ぶ。「今年は去年よりも攻撃力が足りない分、守りでもっと頑張らないといけない」と守備ラインのリーダーは、2次トーナメントでも無失点にこだわるつもりだ。

       

(文・写真=河野正)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選