市立船橋vs米子北

 2トップが競ったボールに反応するのは中盤の選手。「相手のCB2人はヘディングが強い。自分たちのFWはあまり身長が大きくないので勝てないことが多い。なので、ダブルボランチの2人で拾うと話していました」。そう話すMF8柴野煌(3年)とMF7湯月哲大(3月)が3列目で拾って、二次攻撃を仕掛けていく。

 序盤こそ市立船橋にボールを動かされる場面が続いたが、時間の経過とともに空中戦での攻防が増える米子北の流れに傾いていく。「米子北さんのハードワークに真っ向勝負するサッカーだった。向こうはそこを最大の強みにしているので、同じ土俵で戦ってはいけないので、ひと工夫を加えないといけない。もし同じ土俵でやるとするなら、ちゃんと圧倒しなければいけないのに中途半端でした」。そう反省を述べるのは市立船橋の波多秀吾監督だ。

【次のページ】 準々決勝 市立船橋 vs 米子北(3)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)