53分、左サイドの突破からマイナスのクロスにMF8ファン・レウォン(2年)がシュート。終了間際の80+3分にはMF7リ・リャンソン(3年)が決定機。国士舘としてはヒヤリとした局面だった。直後、東京朝鮮のCKをしのいだ国士舘はカウンターを発動。GKと1対1の場面を作ったが、そのシュートを放ったのがDF澤だった。
聞けば、1ヶ月ほどFWで起用されていたとのこと。試合時間残りわずか。全員が守りを固めるなか、一番前にいたということでゴールにまっしぐら。しかし一歩及ばず。試合後、「ヒーローになり損ねた」と苦笑いを浮かべた。
東京朝鮮に押されながら、1-0で競り勝った国士舘。MF先久は勝因を「全員で走り勝てたこと」と納得の言葉で締めた。
(文・写真=佐藤亮太)
▽令和7年関東高校サッカー大会東京予選
令和7年関東高校サッカー大会東京予選