昨年の大森学園は1回戦で都立葛飾野に0-1の敗戦を喫したが、今年は反対に1-0という持久戦を制した。小倉鋭也監督は「予想通りオープンな展開になりましたが、1-1で引き分けた先日の駒澤大学高校とのリーグ戦もオープンな内容だったので、あの試合がいいシミュレーションになりました」と振り返り、「選手にはこぼれ球をしっかり拾い、ヘディングの競り合いで負けないことを要求しました」と明かしたが、イレブンは最後までこの指示を実行した。
現段階でのチームの強みを尋ねると「ここまでは守りを中心にしたチームをつくってきました。3年生はまじめな子が多く、忠実なプレーをしてくれます。今日はとても難しい相手にナイスゲームでした」と選手を褒めた。
決勝ゴールの萩原は昨年までは応援席で声をからしていたが、新チームになって出場機会を得た。「自分の特長はフィジカルが強く、プレーでチームを盛り上げられることです。2回戦もピッチに立てたら、球際で力強く戦って勝利に貢献したい」と背番号21は意気込んだ。
(文・写真=河野正)
▽令和7年関東高校サッカー大会東京予選
令和7年関東高校サッカー大会東京予選