ただ、優勢に進めていた時間帯に決定的な一打が足りず、前半7分に山本がキープしたボールを清水目がシュートしたのが、唯一の得点機だった。

 1-0で前半を終了し、後半5分に堀越が手にした2点目が決勝点となった。

 三鴨が蹴った右CKのボールを相手GKが弾き、そのこぼれ球をCB横尾瑛人(3年)が素早く拾って左足で豪快に蹴り込んだ。「得点できて良かったけど、勝ったことのほうがうれしい。相手が蹴ってくるのは分かっていたので、しっかりはね返してセカンドボールを拾えたのが大きい。どの試合でもゼロにこだわっているので、あの失点は悔しい。準決勝では帝京を無失点に封じ込めたい」と守備の要人らしい言葉を放った。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選