11分に1点を返されたが、25分の3点目がものをいった。三鴨の強烈なシュートは、GK米谷風駕(3年)の好守に阻まれたが、これで右CKを獲得。三鴨がファーポストに送ったボールを杉村がヘッドで折り返し、CB三田広陽(3年)がヘディングシュートを決めた。

 36分に逆襲・速攻から三鴨がミドルシュート。アディショナルタイムには千葉が勢いのある一撃を放ったが、GKの正面を突いた。

 実践学園は後半8分、右2列目の瀧澤侑樹(3年)がタイミング良く右足を振り抜いたが、GK高足導(3年)に捕球されてしまう。それでも11分、瀧澤の右クロスを本間がヘッドでつなぎ、飛び込んだ山本のシュートで1-2とし、反撃体制を整えた。20分に山本が右からシュート性のクロスを入れたが、合わせる選手が不在で絶好の同点機を逃す。36分の本間の強シュートもGKに防御され、前回大会決勝の雪辱はならなかった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選