西武台イレブン(写真=会田健司)

 止まらない西武台は51分、中央を抜け出した太田が冷静にゴールに流し込むと、直後にも滝澤がGKをかわして6点目。57分には腕章を巻いたDF5高倉大翔(2年)が打点の高いヘディングで7点目を叩きこむと、その後も3点を追加し10-0で狭山ヶ丘に大勝した。

 序盤こそ、引いて守る相手に手を焼いた西武台イレブンだったが、終わってみれば取るも取ったりの二桁得点。最前線で攻撃を牽引した太田は力強くゴールを目指すプレーに加え、味方も生かす気の利いたプレーが光った。高倉を中心とした守備陣も最後まで相手に付け入る隙を見せず、チームに安定感をもたらした。

 見事な戦いぶりで初戦を突破した西武台は11日に準々決勝で埼玉平成と対戦する。

(文・写真=会田健司)

▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)