1点を争う緊迫の展開は0対0で前半を終了。エンドが代わり後半が始まる。
後半のファーストチャンスはやはり国士舘。46分、右CKから7番のボールに4番が頭で合わせるが僅かに枠を捕えることはできず。さらに55分には右サイド8番・小松研貴のクロスから10番・木村大輝がヘディングシュートを放つがこれもGKの好セーブの前に相変わらずゴールが遠い。
“攻める”国士舘と“守る”都立駒場の構図が続く試合展開。両監督が熱くなる場面も見られたが、それだけ両チーム、勝ち点3にこだわり、重要だと位置付けたこの試合は0対0のまま進んだ後半途中から、やっと都立駒場も息を吹き返し始める。
19分、右サイドからの一連の攻撃から左サイド10番がボールを受けると、ゴール前へ絶妙なスルーパス。中央で待っていた途中出場19番がフリーで狙うもゴールならず。耐えて耐えて巡ってきた初めてのビックチャンスをモノにできなかったが、一つきっかけとなる形を作り、徐々に攻め手を強めていく。9番・秋葉遼太の積極的なポジションチェンジと、ドリブル突破が効果的で、チームの攻撃を牽引した。
79分にはその秋葉が起点となって左サイドを崩すと、中央でボールを受けた4番がミドルシュート。しかし、ゴール左へと外れ先制点とはならなかった。
その後、試合開始から攻勢を強めた国士舘もゴール迫るが、度重なるCKのチャンスも活かすことができず。4分のアディショナルタイムにもゴールを奪うことができなかった両チームの激闘は“痛み分け”という言葉があてはまるスコアレスドローに終わった。