PKを決めた流通経済大柏MF10柚木創(写真=矢島公彦)

 迎えた28分過ぎ、東海大相模にアクシデントが発生。ロングスローなど、ここまで攻守で活躍を見せていたDF佐藤碧が左足の負傷で交替を余儀なくされる。

 一方、東海大相模の勢いに攻めあぐねていた流通経済大柏は40分、東海大相模FW11辻将輝のクリアしようと高く上げた右足が、MF和田哲平の顔面を直撃してしまいPKの判定。これをMF10柚木創(3年)が落ち着いて決め、前半を1-0と流通経済大柏のリードで折り返す。

 後半に入ると、流通経済大柏が主導権を握る。46分はMF8亀田歩夢(3年)がシュート。これがポストを直撃すると、58分にはゴール前の混戦からFW山野がシュート。これも惜しくもバーに阻まれるなど、得点には結び付かないものの、流通経済大柏が自慢の攻撃力を見せつける。

 なんとか追い付きたい東海大相模はMF沖本の突破や途中出場のFW17戸川昌也(2年)のロングスローなどから懸命にゴールを狙うも流通経済大柏の堅い守りに得点を奪うことができない。

▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会