
流通経済大柏MF8亀田歩夢が先制ゴール(写真=矢島公彦)
試合は開始40秒、左サイドでパスカット後ドリブルで一気に持ち上がりシュートにつなげだ左サイドバック21宮里の果敢なプレーを合図に、流通経済大柏が主導権を握って始まることに。そして迎えた12分、流通経済大柏は再びパスカットを果たした14飯浜が9山野のヒールリターンを受けながらドリブルでゴール前に進出。これはプレスバックしてきた前橋育英に阻まれるも、こぼれ球は後ろから走りこんできた8亀田がサポート。8亀田はペナルティーエリア前を左から中央に横切りながらコースを探り、右足でゴール左へ低弾道で今大会自身4ゴール目となる先制点を蹴りこんだ。
その後もペースを握る流通経済大柏に対し15佐藤と8オノノジュの2トップが流通経済大柏の5佐藤、4奈須が組むセンターバック2枚に封じられる前橋育英。ただ、20分を過ぎると前橋育英はサイドで時間を作りながら中央が駆け引きをすることで徐々に準決勝までの4試合でわずか1失点の相手マークを外せるようになってくる。31分の同点ゴールもまさにその形だった。
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会