勉強とサッカーの両方に本気で励むからこそ充実感を持って過ごせているという(写真=多田哲平)

――逆に目標が定まっていなかったらどうですか?

 モチベーションを高く保つことはできないと思いますね。そういう意味でも切磋琢磨できる仲間の存在は本当に大事だなと。

――サッカーを頑張っているからこそ勉強や生活に活きることはなんですか?

 部活をやっていることで、何に対しても集中力や注意力は上がります。部活は勉強や日常生活にもつながっている実感があります。

――やはり部活をやる意義は大きいと感じますか?

 勉強と合わせてサッカーをやるからこそ、いろんなことに挑戦できていて充実しているんだと思うし、毎日が楽しいと感じられています。

――では今年はどんな年にしたいですか?

 最終的に後悔がないようにしたいですね。サッカーに関しては、開幕4連敗と初めは負け続けていて苦しかったですけど、その時にみんなで意識を変えたことで連勝できたし、少しずつ調子が上向いています。僕は幼稚園の頃からずっとサッカーをやってきているので、この高校最後の年に出し切りたいです。

――意識の違いで結果が変わってくるのは実感していますか?

 一つひとつの意識が今後の戦いに影響してくるのは間違いないです。負け続けている時は練習でも少し気が抜けているような雰囲気の時がありました。でも危機感を持って、練習の質に対する意識を一人ひとりが高めたことが少しずつ結果につながっています。一つひとつのことに真摯に向き合うことは本当に大切だと思いますし、これからも高い意識でやり続けたいです。

(文・写真=多田哲平)