――高校生活は中学時代にイメージしていた通りでしたか?

 慶應志木の雰囲気というのは、おおよそ思っていた通りですが、サッカー部は中学でやっていた頃とはかなり違いました。それは第一に自分で考え、判断することを求められるところですね。練習にしても顧問の先生が不在の時などは、キャプテンの自分がどういったメニューにするのかを考え、試合のメンバーを選ぶこともありました。大事なことは4人いる主務で話し合って決めるようにしました。

――キャプテンの役回りは重くて大変でしたか?

 そうですね。うちの高校はサッカーをやるために入ってきた人ばかりではないので、そういう人たちをどうやってひとつの方向にまとめていくのかに苦労しました。いろんな考え方を持った人がいるので、そこは神経を使います。各自がそれぞれ意見をぶつけてきますので。

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