――赴任された頃、サッカー部の力はどの程度だったのですか?
西部地区で1勝できればというレベルでしたね。まだ進学校ではなく、やんちゃな生徒もいました。私も若かったので生徒より走力もあったし、私のボールを取ってみなさい、といった感じで接していました。部員は1学年10~15人ほどで、顧問は私と部長先生の二人だけでした。4年目で県大会に出場できましたが、ここから先がうまくいかず結果が出るまでに苦労しました。
――進学校として人気になったのはいつ頃からですか?
(92年に)9期生4人が初めて東大に現役で合格し、ここから毎年東大合格者を出しています。スポーツクラスが新設されたことで、サッカー部には10年頃から10人ほどの好素材が入部し始め、15年のインターハイ初出場につながりました。サッカー部はスポーツクラスとデュアルクラスが大半で、理数科の先端サイエンスクラスと普通科のアカデミックチャレンジクラスにも一人ずつ在籍しています。