実践学園がPK戦にまでもつれた接戦を制す!東海大高輪台はあと一歩及ばず
PK戦をモノにした実践学園イレブン
10月17日、第100回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Aブロック2回戦が行われ、実践学園と東海大高輪台が対戦。実践学園がPK戦にまでもつれた接戦を制した。
キックオフ前から雨が強く降り、ピッチには水溜まりが多くできていた。そんな環境もあってか、どちらかがボールを一方的に握る展開にはならず、一進一退の攻防が続く。
立ち上がりこそ東海大高輪台にチャンスを作られた実践学園は、10分に9番FW清水大輔が際どいシュートを放つなど、徐々に攻勢を強めていく。
そして36分、3番DF坂本壮央のミドルシュートをきっかけにした流れから、最後は12番FW入江友規のパスに反応した8番MF渡辺創太が強烈なシュートをゴール左隅に決めこみ、先制ゴールを奪取。実践学園が1点のリードを得て試合を折り返す。
後半も激しいマッチアップが局地で行われるなか、東海大高輪台は、10番FW佐藤大地の仕掛けと20番FW八木下海のポストワークを中心に攻撃の糸口を掴んでいった。
東海高輪台にとって待望の時間が訪れたのは、後半3分。コーナーキックから2番DF中枝武斗がヘディングで押し込み、ついに同点ゴールを奪うのだ。
一方の守備では3番DF梅沢颯と4番DF加藤祐太郎のCBコンビが固いブロックを築き、実践学園の攻撃をはね返し続ける。
結局試合は1-1のまま、80分を終了。延長に突入しても、どちらも集中を切らさず、決着がつかなかった。
PK戦では、先行の実践学園が3人連続で決めたのに対し、後攻の東海大高輪台は初めの2人が失敗。いきなり窮地に陥る。
しかし東海大高輪台3人目のキッカー、加藤がきっちり決めると、実践学園の4人目のキックを1番GK大島脩椰がストップ。これを機に持ち直すと、5人が蹴り終わった時点で3-3のイーブンに。
勝敗が決したのは6人目。実践学園は6番MF稲場雄斗が決めたものの、東海大高輪台は失敗。緊張感のあるPK戦を制した実践学園が次のステージへと駒を進めた。準々決勝では駒澤大学高等学校と対戦する。
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選