――今後の目指すチーム作りについて教えてください。
活動自粛までは、ボールは持てるが最後の所で個で負けてしまうとのが過去の課題としてありました。ボールがキーパーから始まり、どういうルートでどういう風に設計していくかというのは見えていたが、点が奪えないで負けてしまう。なので、1月から3月までは、点を取るための設計、どういう考えでやったら点が取れるか、というのをやっていました。そこからは守備に時間を当てていくところでした。“即時奪還”というのをゲームモデルとして掲げているので、それを達成するために各ゾーン毎に何を考えなきゃいけないかを明確に打ち出して、ゾーン3ではどういう風にボールを奪いに行って、ゾーン2ではどうやって(守備を)セットしていくか、ゾーン1ではどこからゴールを守らなきゃいけないのか、というのをインターハイに向けてやっていくビジョンがありました。
――今年のチームの目標をお願いします。
今年のチームが発足時に、選手達で“グランドルール”というのを作っていまして、選手が取り込むべきことや困難が訪れた時にどうやって対応していくか、というのを明確に何回も話し合いました。その時に、T4昇格と東京都を制覇するという目標を立てました。選手達からそこを目指したいという声が上がってきまして、これは良いチャンスだと思い、チームの目標を定めました。また、チームのスローガンとして「一致団結・同期発火」というものがあります。強いチームに勝つには、一致団結することが大切で、そのときには脳の中で同期発火という現象が起こらないといけない。だから、話し合いをしながら、みんなで意見を共有し、1つずつ成長していくということを繰り返してきました。昨年やってきたことを継続していきながら、その上でもう一歩という気持ちを、選手たちが持ってくれたので、私としてもとても楽しみです。勿論、他のチームの方もそうかとは思いますが、(新型コロナウイルス蔓延の為自粛中の状況が)とても残念ですね。今出来る事をチームとしてやりながら、準備していけたらと思います。
※フォトギャラリーの写真は自粛前のものです。
(取材=編集部)