FC町田ゼルビアユース竹中穣監督(写真=FC町田ゼルビアユース)
2004年、選手時代から数えて16年と長きに渡りFC町田ゼルビアに在籍するユースの竹中穣監督。地域リーグからJリーグ昇格などクラブの歴史を知る竹中穣監督に、ユースチームの現状についてお話を伺った。
ーーユース監督就任の経緯。
選手・選手兼任コーチ・トップチームコーチを経て2013年、ユースの監督に就任しました。
ーー昨シーズン、T1リーグで2位とあと一歩プリンスリーグ昇格戦に届きませんでした。
最終順位は2位、後半の10戦は負け無しの9勝1分。終わってみれば勝ち点1足りなかったというシーズンでした。昨シーズンT1リーグ初参戦というなかで、選手もスタッフも序盤から準備であるとかリーグに挑む部分、特に第一クール開幕から3試合ですね。そこの戦い方、持って行き方がまだまだ未熟だったと、今は捉えています。
ーーチームは尻上がりに調子を上げていった。
選手たちがT1リーグを本気で優勝するんだと、このリーグを奪って次のステージへ行くんだという意識が芽生え始めた頃から、毎日のトレーニングの水準とか積み上げというものは確実に変化がありました。逆を言えば、そこに時間を有したことで遅れをとったことが優勝出来なかった原因でもあります。
改善されたことで選手がトップパフォーマンスをゲームで出せるようになり、それが結果に繋がり、自信を得る。そういった好循環に入れた最後の10試合だったと思います。