FC町田ゼルビアユース竹中穣監督(写真=FC町田ゼルビアユース)
ーーチームのフィロソフィー。
初代代表の重田貞夫氏(故人)が残して下さった「美しく創造的なサッカーを追求する」というクラブ理念がありますので、カテゴリーに関わらずクラブとしてここを追求するというのがまずあります。その上で、トップチームの選手として活躍出来るようカテゴリーごとに逆算して個人戦術やグループ戦術など必要な指導を行うイメージです。
ユースとしては、ゲームを支配するという点。イニシアチブを取り続けて勝利を目指す、という部分に重きを置いています。そのなかで、ゲームを支配する為にボールとスペースを支配する。トップチームのポポビッチ監督もよく言いますが、それを具現化するためにはコレクティブ、一体感を持ったグループでなければ具現化出来ないということです。
ーー竹中監督自身の拘り。
コレクティブもそうですが、当然試合のなかでボールを保持している時間帯もあればそうでない時間帯も訪れます。ボールを保持していない局面でも自分たちがイニシアチブを取りボールを奪うことだったり、守備の局面でもボールを支配していく。攻撃なら尚更。自分たちが持っているボールを相手に触れられずに相手ゴールまで運ぶ。その上で、GK含めた11人によるスペースの支配。当然そこにはボールコントロールのスキル、個人のスキルが必要になってきます。その点は、ゲームから逆算してトレーニングから拘って取り組んでいます。
ーー現状に満足せず、更に高みを目指すFC町田ゼルビアの挑戦はまだまだ続く。
(取材=編集部)