奈良クラブユースの内野智章監督(提供=奈良クラブ)

―――興國の時も時間がない中で選手個人個人と、参考動画をLINEで共有したりと、選手それぞれに寄り添っていたイメージがありますが、選手へのアプローチの仕方も変わってきましたか?

 基本的には一緒ですよ。でも今は(時間に余裕があるので)朝起きてコーヒーを飲みながらLINEを返せるし、ソファーに座ってコーヒーを飲みながら映像を見たり、色んなサッカーの情報を調べて、それをLINEで送れる。興國の時も月曜は練習が休みで水曜日は体操と、週2日サッカーはしていないけど学校があったし、部活がオフの日でも18時くらいまでは仕事をしていた訳ですよ。

 今は月.木曜日が完全にオフなんです。だからそのオフもゆっくりできて、他の仕事も入れられる。さらに映像を見たりして研究をしたり探したりできるので、興國の時よりも余裕を持って一人一人とサッカーに関しては関われていますので、より深まっているところはありますね。家庭環境であるとか、学校生活のところはわからないですけど、自分に余裕がある分、サッカーの部分での選手との関りは逆に深まっていますね。

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