――卒業生は結構サッカーを続けるんですか?
以前の久留米高校時代に比べれば続ける子は増えてきたんですけど。去年の3年生なんかはレギュラー、サブメンバー含めて15、6人が大学に現役で入ってサッカーを続けていますよ。これからサッカーを続けたり、指導者とか様々なところでサッカーに関わったりしてくれていると幸せですよね。フリースタイルで世界2位になった横田陽介とか、Jリーグでレフェリーをやりワールドカップでも笛を吹いた岡田正義氏も久留米の卒業生だし、まあ技術委員長の山口隆文氏とか、中村憲剛選手もそうですし、出身者がけっこうなところで活躍をしているんです。
――トレーナーとかも?うん。だからそうやってサッカーとかスポーツに関わって活躍してくれていることが嬉しいですよね。
――進学率も高いんですか?まあ他の優秀な進学校に比べれば低いですけど徐々にレベルアップはしてきています。去年11月の選手権國學院久我山戦までやった子とかも現役でそれなりのところに入っているんですよ。
――僕らの時代じゃ考えられないです(笑)だって合宿に参考書持ってきて勉強しているからね(笑)
――やっぱり長くやっていると色々ありますね。19年もいて来年も20年目になりますけど、毎年毎年少なくとも40人、多ければ50人が3年生の冬までサッカーを続け卒業していくので、そういった子たちが宝物ですよ。いつも卒業生に色々助けられていますよ。
東京屈指の強豪を率いる名将、斎藤登監督の言葉から滲み出るサッカーに対する情熱、さらには選手達への愛情。手塩にかけて育て上げた今年の都立東久留米総合イレブンは、選手権二次予選でどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。斎藤監督、貴重なお話ありがとうございました!