多摩大学フットサル部 福角有紘監督
2012年4月、多摩大学がひとつになるシンボルとして福角有紘監督を招き初の体育会「フットサル部」を設立。そんなまだ歴史の浅いフットサル部ですが、2014年度東京都大学フットサルリーグ優勝を皮切りに、2015年度東京都大学フットサルリーグ2連覇、2015年度関東大学プレリーグで準優勝、そして、2015年度全日本大学フットサル大会では3位という輝かしい成績を収めました。大学としては珍しく大学内にフットサルコートを置き、福角監督のもと、選手たちは日々上を目指して練習に励んでいます。創部わずか数年で強豪へと育て上げた福角監督にお話を伺ってきました。
―今年就任5年目とのことですが、どういった経緯で監督になられたんですか?
もともとは多摩大附属目黒高校がサッカー部に力を入れていて、私の高校の先輩である奥大介さん(元サッカー日本代表)から、大学でフットサル部をつくるからと監督のオファーを頂いたんです。最初は、神戸で仕事をしていたこともあって断りましたけど、ただ最終的にゼロから始めるということ、そして誰もやったことにないことにチャレンジできるという点に魅力を感じて監督をお引き受けすることにしたんです。で、今に至るといった感じです。
―練習はどんな感じでされているんですか?
朝7時からの午前練習が多いですね。月火木金土日。月木が二部練です。部員は34人(※女子マネージャー1人)なのですが、練習はほとんど私が見ています。あとはフィジカルコーチ(週二回フィジカルトレーニング)、GKコーチ、学生コーチ、の3人がサポートしてくれています。
練習では現場の空気感や、選手との信頼関係を築くことを大事にしています。さすがに私自身は現役プレーヤーは引退していますが、練習の説明をプレーで示せるように常に身体は動かしてはいます(笑)
―今年の雰囲気はどうですか?
全体的にはいい雰囲気ですね。良いですけど、1年生が多くて、4月~5月の時期は、高校までの部活の雰囲気の延長線上で、まだ多摩大学フットサル部に愛着は持ててはないですね。雰囲気はいいのですが、まだフットサル部に入り込めていない感じですね。これからです。
選手に対してはあまり難しいことは要求していなくて、とにかく基礎を重要視させています。しっかりとした基礎をやるために、フィジカルや土台の幅をしっかり作っていきたいと思っています。それに、しっかりした、守備が上積みされていけば、手堅いチームになっていくと思います。