左から鈴木雅人監督、DF遠藤聖主将Ⓒ日本テレビ

 11月16日、第99回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会後に4年ぶり9回目の選手権出場を果たした鹿島学園(茨城)の鈴木雅人監督、DF遠藤聖主将のインタビュー(代表インタビュー・媒体インタビュー)が行われた。

ーーまず組み合わせ抽選会を終えての感想と大会への意気込みを

遠藤 聖矢主将(以下、遠藤):対戦相手の海星(三重)さんがまだどんなチームか解りませんが、しっかりこの1ヶ月半で相手を分析して、初戦を勝ちたいと思います。

鈴木雅人監督(以下、鈴木監督):主将の遠藤が話をしたようにまだ相手が解らないので、まずは自分たち。コンディションや自分たちの試合映像を見直して、自分たちのサッカーがしっかりできるように、調整をしっかりしていきたいと思っています。

ーーインターハイが中止、選手権開催も危ぶまれるなど難しい状況の中でチームはどんな形で取り組んできたのか?

鈴木監督:今年は初めての出来事だったので、(新型コロナウイルスの感染者が)重症化して亡くなっている方々がいることを受けて、安全を第一に「自宅に戻って感染することのないように」といしか言えなかったというのが正直なところです。あとは子どもたちが親御さんの下でできる範囲で身体を動かしてくれればというところで、「無理して何かをしなさい」とは言わなかったです。

遠藤:自分もそうなんですが、この休校期間では寮生活をしている選手も多い中で自宅に帰る選手が多かったです。その中でも全国で戦う高い意識を持って自宅に帰っても自ら身体を動かしたりしていたことで、休校期間が明けた時に各選手がコンディションを落とさずできたと思います。

ーーそれと田嶋 幸三・日本サッカー協会会長があいさつで言っていた「ハイタッチができない。選手を助け起こせない」新生活様式についてはどう思いますか?

遠藤:そうですね……。試合をやっていてそのようなフレンドリーなこと、サッカーをやる上で大事な相手を思いやる気持ちが表現することは大事だと思うので、それができないのは残念ではあります。

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