桜美林大学奥薗貴志監督(写真提供=桜美林大学サッカー部)

――プレーを参考にしている選手や憧れの選手はいますか?

 やっぱりロナウジーニョ選手やネイマール選手、アザール選手、カンテ選手…。他にもいっぱいいるんですけど、攻撃的なスター選手だけじゃなくて、守備的な選手の上手いプレー集などもけっこう見たりしています。

――サッカーを通じて学んだものはどんなことでしょうか?

 基本的には単にサッカーが楽しいからずっと続けてきただけなので、改って学んだことと言われると難しいんですけれども、強いて挙げると「コミュニケーションの大切さ」ですかね。サッカーをやっていると、けっこう「理不尽だな」って思うことが多くて。例えば「これはどうやっても防げないでしょ」という失点の仕方とかあると思うんですけれども、そういう時にチームメイトや監督から「お前なんでやらないんだよ!」とか言われたり。それに対して当時はキレて反発していたことも多かったんですけど、とりあえず一度相手の話を聞くことが大切だなと思うようになって。相手と話そうとしなかった部分が多くて、だから上手くいかなかったんだなと思っていて。

 チームスポーツだし自分の主張と相手の主張が食い違うことってあると思うんですけど、自分が正しいと思っても、まずは相手の意見を一度受け入れてから、「こういうのもいいんじゃない?」という感じで自分の意見も主張するというか。そういう意見を重ねていった方がチームとしてもまとまっていくと思いますし、コミュニケーションや伝え方の部分は学んだのかなと思います。

――チームとして、個人として、これからの目標を教えてください

 チームとしては、早く関東大学サッカーリーグに昇格できるようステップアップしていくことです。個人としては、なるべく高いレベルでサッカーができるようにと考えています。自分の行けるところまでステップアップして、できるなら日本代表にまで行きたいなと考えています。